秋になると、保育園や学校から予防接種の案内が配られます。そして毎年、我が家で最初に出てくる言葉がこれです。「今年、何回病院に行かなあかんのやろ」。
我が家は小学生と保育園児の2人きょうだい。共働きなので、平日の日中に子どもを病院へ連れて行くのは簡単ではありません。インフルエンザの予防接種でいちばん頭を使うのは、効くかどうかではなく、何回、いつ病院へ行くかでした。
この記事では、ワクチンの効果や医学的な説明ではなく、共働きの我が家が予防接種をどう回しているかだけを書きます。接種そのものの判断は、かかりつけの先生と相談してください。
共働きの壁は、効果ではなく「回数」だった
注射のインフルエンザワクチンは、13歳未満では2回接種となっています。
我が家のように13歳未満の子どもが2人いると、注射なら2回 × 2人で、接種は合計4回分になります。2人を同じ日に予約できれば通院の回数は減らせますが、予約枠や予定によっては別々の日になることもあります。また、注射の1回目と2回目のあいだには接種間隔があります。

1回ごとに、行って帰るだけでは終わりません。受付、問診、待ち時間などを含めると、我が家では半日近く予定を空けることもあります。これを秋の忙しい時期に、子ども2人分の予定を入れる。別々の日になれば、そのぶん通院も増えます。けっこうな負担です。
我が家のやり方:土曜に行く、予約はネットで取る
我が家が続けているのは、シンプルに2つです。
- 接種は土曜に行く(平日に仕事を抜けなくていい)
- 予約はネットで取る(仕事の合間に取ることもできる)
土曜の枠は混みそうに思えますが、我が家のかかりつけでは、そこまで苦労せずに取れています。もちろん早めに予約していますが。混み具合は病院によって違うので、秋になったら、通っている小児科の予約開始時期や予約方法を一度確認しておくと安心です。
もう一つの「予約はネットで取る」は、地味ですが効きます。誰が取るかを決めていないと、「そろそろやんな」と言い合ったまま、11月になります。我が家は、案内が来たら妻がネット予約を取り、私は当日の送り迎えを担当する。この分け方にしてから、予約を忘れて慌てることがなくなりました。
フルミストを選んだ理由は「痛くないから」ではなかった
去年から、我が家は子ども2人ともフルミスト(鼻に噴霧するタイプのインフルエンザワクチン)にしています。
フルミストは鼻に噴霧するため、注射針を使わないことが特徴のひとつです。注射を怖がる子の話と一緒に紹介されることもあります。ただ、我が家の子どもたちは、ありがたいことに注射を怖がりません。それでも変えたのは、痛みではなく回数のためでした。
フルミストの添付文書では、対象は2歳以上19歳未満で、接種は1回。左右それぞれの鼻に噴霧します。我が家の子どもたちの年齢では、注射なら1人2回のところが、フルミストは1人1回です。子ども2人ぶんの接種が、合計4回分から2回分になりました。
我が家は、注射のときも2人を同じ日に予約できていました。それでも、1回目と2回目があるので、土曜を年2回、接種のために空けていました。フルミストにしてからは、その土曜が1回で済みます。空ける土曜が2回から1回になった、というのが、我が家にとっていちばん大きい変化でした。
ただし、年齢以外にも、接種できるかどうかを確認する条件があります。重度のぜんそくがある場合や、ぜん鳴の症状がある場合などは、接種するかを医師が慎重に判断することになっています。受けられるかどうかは、かかりつけで確認してください。我が家も、先生に相談したうえで決めました。
費用も、注射とは別に考えておく必要があります。金額は病院や地域によって違うので、予約を取る前に、いくらかかるかを確認しておくと安心です。子どもの人数ぶんかかります。
いつ動くか:案内が来たら、その週に予約する
我が家では、小児科から案内が来る秋を、予約を始めるタイミングにしています。注射で2回受ける場合は接種間隔もあるので、1回目を早めに置いておくほうが、予定は組みやすくなります。
我が家がやっているのは、「案内が来たら、その週のうちに予約だけ取る」ことです。接種日は先でもかまいません。予約を取るという作業自体を、忙しくなる前に終わらせてしまうのが目的です。
この時期は、運動会や発表会など、子どもの行事も重なります。我が家では、予約を後回しにすると、空いている土曜が行事で埋まり、「もうこんな時期か」となりがちです。
それでも、かかるときはかかる
予防接種を受けても、インフルエンザにかからないとは限りません。実際に我が家は、家族全員がインフルエンザにかかった年があります。
そのときに困ったのは、熱そのものよりも、家が回らなくなることでした。看病する側も倒れると、食事も洗濯も止まります。その話は、別の記事にまとめています。
👉 家庭内感染で全員かかった話|防げなかったときに、家をどう回すか
予防接種の予約を取ることと、かかってしまったときの段取りを決めておくこと。我が家にとっては、どちらも冬前の準備です。
まとめ
- 共働きにとっての壁は、ワクチンの効果より「何回、いつ病院へ行くか」
- 注射は13歳未満なら1人2回。我が家の子ども2人なら接種は合計4回分
- 我が家は土曜に行き、予約は妻がネットで取る。担当を決めておくと後回しにならない
- 去年から2人ともフルミスト。選んだ理由は痛みではなく、1人2回だった接種が1回になるから
- 我が家は2人を同じ日に予約できていたので、接種のために空ける土曜が年2回から1回になった
- フルミストは年齢のほかにも確認する条件があり、費用も違う。かかりつけで相談してから決める
- 案内が来たら、その週のうちに予約だけ取ってしまう
予防接種は、受けるかどうかを決めるところばかりが注目されます。けれど共働きの家では、決めたあとに予定へ収めるところが、いちばんの山場です。今年の案内が届いたら、まず予約だけ取る。そこから始めてみてもいいと思います。


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