「妖精なんておらんやん」
小2の娘に、そう言われました。抜けた歯を枕の下に入れて寝ると、朝には100円玉に変わっている。海外の「歯の妖精」をまねて、我が家で続けていた習慣への答えです。
私は「そんなことないよ」と返しました。でも、娘の顔を見るかぎり、嘘だとすっかり見抜かれていました。そしていま、娘はサンタさんのことも疑い始めています。
それでも我が家には、今年もサンタさんが来る予定です。続ける一番の理由は、5歳の息子がまだサンタさんを信じていること。そして、それを続けやすくしてくれているのが、疑い始めた娘です。息子の前では、話を合わせてくれるのです。
この記事では、我が家のサンタの段取り(といっても4つだけです)と、去年のプレゼント、そして「疑い始めた上の子」と「信じている下の子」が同じ家にいる中でどう過ごしているかを書きます。
「妖精なんておらんやん」から、サンタも疑われ始めた
日本では、抜けた歯は「上の歯は縁の下へ、下の歯は屋根の上へ投げる」という言い伝えがよく知られています。一方、アメリカやイギリスなどの英語圏で知られているのが「歯の妖精(トゥースフェアリー)」です。
抜けた歯を枕の下に入れて寝ると、夜のうちに妖精がやってきて、歯をコインと交換してくれる、というものです。実際には、子どもが寝ているあいだに親がこっそり入れ替えます。サンタさんの「歯」版と考えると分かりやすいと思います。
それを聞いて、我が家でもやってみることにしました。コインの代わりは100円玉です。子どもが寝たあとに、枕の下の歯と100円玉を入れ替えておきます。
しばらくは喜んでいたのですが、小2になった娘から出てきたのが、冒頭のひとことでした。
考えてみれば、歯の妖精は仕組みがとても単純です。寝る前にあった歯が、朝には100円玉になっている。夜のあいだに部屋に入れるのは誰か。小2なら、ちょっと考えれば答えにたどり着きます。
と思うとかもしれませんが実際は朝起きた時に子供に歯が100円に代わってないといわれたからです💦(完全に忘れていました)
そして、同じ仕組みで動いているのがサンタさんです。寝ているあいだに、枕元にプレゼントが置かれている。妖精を疑った娘が、次にサンタさんを疑うのは自然な流れだと思います。
我が家のサンタの段取りは4つだけ
先に、我が家のサンタの段取りを書いておきます。特別なことはしていません。

① 欲しいものは、わりとストレートに聞く
「そろそろサンタさんに何頼むか決めて? 何にするの?」
我が家の聞き方は、これです。さりげなく探りを入れる、ということはしていません。ほぼ直球です。
前もって聞いておくのは、先におもちゃを買っておきたいからです。人気のおもちゃは、12月に入ってから探すと売り切れていることもあります。何を頼むか分かっていれば、落ち着いて準備できます。
② サンタさんへの手紙を書く
子どもたちは2人とも、サンタさんへの手紙も書きます。親が先に聞いておくのは、手紙を読んでから慌てないためでもあります。手紙には、予想外のことが書いてあることもあるからです(これはこのあと書きます)。
③ 先に買って、使っていない部屋のクローゼットに隠す
プレゼントは先に買っておいて、ふだん使っていない部屋のクローゼットにしまっておきます。子どもたちが開けることのない場所です。
④ ラッピングして、寝ているあいだに枕元に置く
クリスマスの夜、子どもたちが寝たあとに、ラッピングしたプレゼントを枕元に置きます。朝起きたら置いてある。これで全部です。
書いてみると、歯の妖精とまったく同じ形をしています。娘がサンタさんを疑い始めたのも、無理はありません。
サンタさんへの手紙に「お金」と書いてあった年
去年、当時7歳だった娘のサンタさんへの手紙には、「お金」と書いてありました。
笑ってしまいましたが、子どもなりに筋は通っています。お金があれば、欲しいものを自分で選べます。ある意味、いちばん合理的なお願いです。いま思えば、娘が物事を理屈で考え始めていた兆しだったのかもしれません。
とはいえ、そのまま叶えるわけにはいきません。このときは「サンタさんに現金は無理なんだよ」と説明しました。
この件で分かったのは、手紙だけに頼ると、こういうときに慌てるということです。先に口で聞いておけば、話し合う時間があります。①の「ストレートに聞く」は、この保険にもなっています。
去年のクリスマスプレゼント|7歳の娘と4歳の息子
去年のプレゼントも書いておきます。どちらも、子どもが頼んだものを、そのとおりに用意しました。
娘(当時7歳)|パチェリエ ロイヤルホワイトDX
パチェリエは、糸や針を使わずに、パーツをつなげてバッグなどを作れるおもちゃです。ロイヤルホワイトDXは、対象年齢が6歳からになっています。
息子(当時4歳)|シンカリオンCW E5はやぶさトレーラーフォーム
息子は、シンカリオンとジョブレイバーが好きです。去年選んだのは、シンカリオンのE5はやぶさとエルダトレーラーがセットになったもので、自分で上手に変身させてあそんでいます。
この剣の部分は今は行方不明です💦
クリスマスの朝、2人とも目が覚めるとすぐにプレゼントを探し始めました。見つけたら、包装紙をびりびりに破って大喜びです。ラッピングは一瞬でなくなりましたが、あの朝の顔が見られるなら十分です。
サンタを疑い始めた上の子が、下の子の前では話を合わせてくれる
ここからが、今年いちばん書きたかったことです。
娘はサンタさんを疑っています。それでも、息子の前では、サンタさんがいる前提で話を合わせてくれます。
これを見て、娘の立っている場所が変わりつつあるのだと思いました。サンタさんを「信じる側」から、弟のためにサンタさんを「守る側」へ。疑い始めたからといって、クリスマスの楽しみが消えたわけではなく、楽しみ方が一段変わったように見えます。
親としては、正直ありがたいです。我が家では、下の子が信じているうちは、上の子がうっかり口をすべらせないかが気になっていました。そこを、上の子のほうから引き受けてくれています。
娘から「サンタさんって本当にいるの?」と正面から聞かれたことは、まだありません。疑ってはいても、聞いてはこない。親と娘のあいだで答え合わせをしないまま、今年のクリスマスを迎えることになりそうです。
きょうだいの年の差で段取りが変わる話は、七五三の記事でも書きました。行事は、上の子の成長と下の子の年齢のあいだで、毎年少しずつ形を変えていくものなのかもしれません。
サンタはいつまで? 我が家は「下の子が信じているあいだ」
「サンタはいつまで続けるか」は、家によって答えが違うと思います。子どもが何歳で気づくかも、きょうだいがいるかどうかでも変わります。
我が家の答えは、いまのところ「下の子が信じているあいだ」です。上の子が疑い始めたことは、やめる理由にしていません。むしろ、上の子が話を合わせてくれるおかげで、続けやすくなっています。
歯の妖精は、娘に見抜かれて終わりました。サンタさんのほうは、見抜いた娘が一緒に続けてくれるという、少し違う形になりそうです。
まとめ|疑い始めたら終わり、ではなかった
- 小2の娘は、歯の妖精を「妖精なんておらんやん」と見抜き、サンタさんも疑い始めている
- 我が家の段取りは4つ:①欲しいものをストレートに聞く ②サンタさんへの手紙 ③先に買って、使っていない部屋のクローゼットに隠す ④ラッピングして、寝ているあいだに枕元
- 去年、7歳の娘の手紙には「お金」。「サンタさんに現金は無理」と説明した。先に口で聞いておくと慌てずに済む
- 今年も続ける理由は、5歳の息子が信じているから
- 疑い始めた娘は、弟の前では話を合わせてくれる。「信じる側」から「守る側」へ移りつつある
上の子が疑い始めたら、サンタは終わりだと思っていました。でも我が家では、上の子が一緒にサンタさんをやってくれる年になりそうです。今年もそろそろ、「サンタさんに何頼むか決めて?」と聞く時期です。

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