お盆の帰省で、ヒヤッとしたことはありませんか。我が家は下の子が1歳のとき、義実家の和室で祖父の常備薬の袋を握っていたことがありました。ちゃぶ台の上に、いつも置いてあるものだったそうです😅
祖父母の家は、子育てを終えてから長い年月がたち、小さな子どもを迎える機会が少なくなった家でもあります。悪気があるわけではなく、単純に「小さい子がいる前提」で暮らしていないだけ。自宅では当たり前にしている対策が、そこにはありません。
この記事では、帰省前に確認しておきたい安全チェック7つと、「昔はこうだった」と言われたときの向き合い方をまとめました。着いた日の30分で見て回れる範囲のことばかりです。今年のお盆が、少しでも安心して過ごせるものになればうれしいです😊
なぜ実家・義実家は子どもの安全対策を見落としやすいのか
実家や義実家が特別に危ないという話ではありません。理由はもっと単純です。
- 子育てが終わって長い時間が経っている → 危険なものを子どもの手が届かない場所に置く生活習慣から、離れている場合があります
- 大人だけの生活に最適化されている → 薬も裁縫箱も、使う人が取りやすい場所にあるのが自然です
- 当時と今では安全の考え方が変わっている → うつぶせ寝やはちみつなど、子どもの安全に関する考え方や推奨内容が変わっているものもあります
- 「うちの子は大丈夫だった」が基準になりやすい → 何十年も前の記憶が判断材料になることがあります
つまり、祖父母を責める話ではなく、環境が今の子ども向けになっていないだけということ。だからこそ、こちらが着いた日に見て回るのがいちばん早いと考えています。
帰省したらまず確認したい子どもの安全チェック7つ
お子さんの年齢や発達段階、その家の造りによって、注意すべきところは変わります。ここに挙げるのはあくまで見落としやすい場所の例なので、ご家庭の状況に合わせて確認してみてください。
【1】手の届く場所にある薬・小物
見落としやすいのが、このような場所です。常備薬、目薬、サプリメント、乾燥剤、ボタン電池、裁縫箱の針。どれも大人には日用品ですが、小さい子には口に入るサイズです。
特に注意したいのがボタン電池とたばこ。ボタン電池は飲み込むと短時間で食道を傷めることがあり、たばこも少量で中毒症状が出る可能性があります。ボタン電池やたばこの誤飲が疑われる場合は、自己判断で様子を見ず、速やかに医療機関へ相談・受診してください。
👆 ちゃぶ台の上、和室の座卓、仏壇の引き出し、玄関の下駄箱の上。「大人の目線より低い場所」を一周見るだけでも、かなり見つかります。
【2】仏壇まわり
お盆はとくにろうそくと線香に火が入っている時間が長い時期です。仏壇は子どもの背丈に近い高さのものも多く、興味を持って近づきやすい場所でもあります。
お供えのお菓子や果物にも注意が必要です。餅やぶどうなど、年齢によってはのどに詰まりやすい食品が手の届く場所に置かれていることがあります。
👆 火を使っている間は子どもだけにしない、マッチやライターは子どもの手が届かない場所へ。これだけ声をかけておくと、祖父母も気にかけてくれます。
【3】階段・段差・ベランダ
古い家は階段の勾配が急で、手すりがないことがあります。ベビーゲートが設置されていないことも多いので、階段の下や上で目を離さないことが基本になります。
あわせて確認したいのが、ベランダや窓の近くに踏み台になるものがないか。エアコンの室外機、植木鉢、収納ケースなどが窓際にあると、思わぬ高さまで登れてしまいます。
👆 短い滞在なら、道具で塞ぐより「その部屋には入らない」と決めてしまうほうが現実的なこともあります。
【4】家具の転倒・引き戸の指はさみ
背の高い本棚やタンスに転倒防止の固定がされていない家もあります。引き出しを踏み台にしてよじ登ると、家具ごと倒れることがあります。
和室のふすまや引き戸は、勢いよく閉めると指を挟みやすいのも要注意です。開き戸と違って子どもの力でも簡単に動くので、遊びの延長で事故になりがちです。
👆 テーブルや柱の角も、走り回ると危ない場所。跡が残りにくい貼ってはがせるタイプのコーナーガードなら、帰省中だけ使って持ち帰ることもできます。
👆 粘着テープを使うものは、家具の材質によっては跡が残ったり塗装がはがれたりすることがあります。人の家に貼る前に、必ず持ち主にひと声かけてください。目立たない場所で試してから貼ると安心です。
【5】台所・水まわり
電気ポット、炊飯器の蒸気、コンロ、包丁、洗剤。台所は危険が集まる場所ですが、帰省中はここに人が集まるので、子どもも自然と入ってきます。
お風呂も注意したいところです。残り湯をためているご家庭もあり、浴室のドアが自由に開くと危険です。少しの水深でも溺れることがあります。
👆 「お風呂の水を抜いてもらえますか」は、お願いしても角が立ちにくい部類だと思います。洗濯に使う家庭もあるので、理由を添えて聞いてみてください。
【6】屋外・庭・物置
庭や敷地があるご家庭では、池、水をためたバケツ、農機具、脚立、物置の道具が要注意です。田畑が近い地域では、用水路も見ておきたいところ。
夏場は屋外に置かれた物が高温になっていることもあります。金属製の遊具や車のボディは、触るとやけどするほど熱くなることがあります。
👆 屋外は「大人が一緒のときだけ」と決めておくのがいちばん確実です。虫刺されや熱中症の対策もあわせて。
【7】食べ物・飲み物
祖父母は孫にいろいろ食べさせたくなるものです。ここは気持ちの問題も絡むので、いちばん伝え方が難しいところかもしれません。
- 1歳未満のはちみつ → 乳児ボツリヌス症のおそれがあるため、加熱・未加熱を問わず与えないこととされています。当時は現在ほど広く知られていなかったため、ご存じない方もいます
- のどに詰まりやすいもの → 餅、ぶどう、ミニトマト、ナッツ類などは、年齢や食べ方によっては窒息の危険があります
- 食物アレルギー → 該当するお子さんがいる場合は、着いてすぐに具体的な食品名を伝えておくと安心です
- 大人の飲み物 → お酒やコーヒーがテーブルに置きっぱなしになりやすい時期です
👆 「うちではまだこれを食べさせていなくて」と我が家のルールとして伝えると、否定にならずに済みます。アレルギーは命に関わるので、遠慮せずはっきり伝えてください。
「昔はこうだった」と言われたときの向き合い方
安全の話でいちばん神経を使うのが、この部分だと思います。我が家で心がけていることを書いておきます。
- 「危ない」ではなく「うちのルールで」と言う → 相手の育て方を否定する形にならずに済みます
- 実子が伝える → 義実家のことは配偶者から、自分の実家のことは自分から。これだけで角が立ちにくくなります
- お願いする形にする → 「片づけてください」より「私がやっておいてもいいですか」のほうが受け入れられやすいです
- 全部やろうとしない → 数日の滞在なら、命に関わるものだけに絞るという判断もあります
- 感謝を先に伝える → 孫をかわいがってくれること自体はありがたいこと。そこは言葉にしておきたいところです
正解はないと思います。ただ、目的は「正しさを通すこと」ではなく「子どもが無事に帰ること」だと考えると、力の入れどころが見えてきます。
何かあったときのために、先に調べておくこと
お盆は多くの医療機関が休診になります。慌てないために、着いた日に確認しておきたいことです。
- 帰省先の休日・夜間の救急医療機関 → 「(地域名)+休日診療」で調べて、場所と連絡先を控えておきます
- 健康保険証・子ども医療証・母子手帳・お薬手帳 → 帰省先で受診するときに必要になります
- こども医療電話相談「#8000」 → 夜間や休日に、子どもの症状への対応について看護師や医師に相談できる窓口です。対応体制や受付時間は地域によって異なります
- かかりつけ医の連絡先 → 持病がある場合は、事前に相談しておくと安心です
誤飲や転落、やけどなどで受診が必要か迷う場合は、早めに医療機関へ相談してください。意識がない、呼びかけへの反応が悪い、呼吸がおかしいなど緊急性が高い場合は、ためらわず119番を。
まとめ
| 確認する場所 | 見落としやすいもの |
|---|---|
| 低い位置 | 薬・ボタン電池・たばこ・裁縫箱 |
| 仏壇まわり | ろうそく・線香・マッチ・お供え |
| 階段・窓際 | 手すりなし・踏み台になるもの |
| 家具・建具 | 転倒防止なし・引き戸の指はさみ |
| 台所・浴室 | ポット・コンロ・残り湯 |
| 屋外 | 池・バケツ・農機具・高温の金属 |
| 食べ物 | はちみつ・詰まりやすいもの・アレルギー |
帰省は楽しみな行事です。それだけに、着いた日に30分だけ家の中を見て回る。それだけでも事故のリスクを減らせる場合があると感じています。
祖父母にとって孫との時間は特別なもの。安心して過ごせるよう少し準備しておくことが、家族みんなにとって気持ちよい帰省につながると思います。今年のお盆が、いい思い出になりますように😊
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